Q 先日友達と「終活フェア」に行ってきました。葬式のことやら遺影、お墓が
気になっています。自分の気持ちを子どもたちに伝えておきたいのですが、
何かいい方法はないでしょうか。
A こんな葬式にしてもらいたい、遺影はこれを使ってほしいとか口頭でもいい
ので伝えておくべきです。お金の負担をかけたくないのであれば、葬式代と
して用意してあることを明確にしておくのもいいでしょう。いただいたお香
典は、相続税もかからないし、所得税もかかりません。
最近は親類やごく身近な方だけで行う葬儀も増えているそうです。核家族化や
遺族も高齢化し手間のかかる大きな葬儀がしにくいということもあるようです。
費用の面でも負担が大きいことも理由の一つかもしれません。
しかしながら、地域の方々にお世話になったことから、感謝の気持ちを表す意
味で、できるだけ多くの方々にお知らせして、盛大にやってもらいたいという気
持ちになるのも普通です。
お葬式をできるだけ盛大にやってほしいのか、家族だけでやってほしいのか、
お気持ちが固まってないのなら、当事務所が作成した「エンディングノート」を
見ながらご自分の気持ちを整理してはどうでしょうか。
また、費用面も考えないといけません。当事務所が作成した「エンディング
ノート」に預貯金や保険金を整理するページがありますので、それを利用して整
理してはいかがでしょうか。
費用面は、子どもさんたちに財産をどう分けるかより先に考えておくべきで
す。お金の面も「これだけ用意しているから」と明確にしておいたほうがいいと
思います。
お香典には税金はかかりません。お香典でお返しを含め葬儀の費用に充てるこ
とができますが、お香典を当てにしない方がいいと思います。